とりこです。
発達科学の先人たち、フランスの歴史研究家「フィリップ・アリエス」について。
ざっくりと知ろう。
フィリップ・アリエスって?
フィリップ・アリエス(1914~1984)フランスの歴史研究家。
Wikipediaチラ見しまししたが、アリエスにつてそこまで書かれていなくて驚いた。
1914年、カトリックの家庭で生まれ、毎年ルイ16世が処刑された命日にミサにいく人だったとか。ちなみにお父さんはエンジニア。
パリ大学で歴史学を学び、その後は働きながら歴史研究続けたとか。歴史大好きっ子(子?)アリエス。
ナチスドイツ占領下(1941~1942)パリ国立図書館に籠って『アナール』誌に共鳴、寄稿者になったとか。『アナール』はストラスブール大学の研究者たちによって1929年創刊され、現在でも発行されてる専門誌(専門誌だよね?)。
アリエスは最初相手にされなかったとか。それからも寄稿しまくったんだよね?
どうでもいい話、パリ国立図書館の画像に興奮、日本の図書館にもこの雰囲気分けてくれないかな(地元の図書館思い出しながら)。
幻想的空間、それはフランスだから成しえるのか。日本の図書館、内装からもっと頑張ろう。
それはさておき。
<子供>の誕生
アンシャンレジーム期の子供と家族生活。子どもが特別な存在とされたのは最近のこと。
出版当初、フランスでの反応今一つで、英語訳がアメリカで出版されて火が付いて、アメリカの教育学者・社会学者の注目を集めたのだとか。
400ページ2段組の本が書けたのは、アリエスの資料収集能力と、歴史事実に対する真摯な姿勢だとか。歴史バカ炸裂(失礼だな)
近世以前のヨーロッパには「子どもの教育」「子ども時代」2つの概念が無かったらしい。
中世絵画に子どもの姿が無いのは何故か?子供の居場所が無かった。仮に子どもの絵が描かれていても、それは小さな背丈の大人だったと。
Google画像検索でチラ見しましたが、赤ちゃんいるけど子どもの姿見当たらなかった。「中世絵画・下手くそ」今要らない(余計)な情報まで入手できたみたいなのでよし。
アンシャンレジーム期以前の子供たちは年齢によらずひとまとめにされていて、現代のような年齢で分かれた学年・学級は最近なんだとか。
子どもと青年の区分も近世以降になって生じたと。ちなみに女の子は小さなお母さんとして扱われていたらしい。女子は学校教育に入っていなかった。
学校教育=男性のものでいいかな?
家族意識の変化
家の名誉とか、家系とか。家族意識の変化は親子間の結合の強さだとか(中世になかったわけじゃない)。
最近になって「大人とは異なる、保護すべき存在」として扱われることが認められるようになったと。
学んだことまとめてみた『発達科学の先人たち(’16)』【放送大学】人々が目を向けなかった領域
子どもへの関心が薄かった時代があったとは知らなかった。当たり前のことが当たり前になったのは最近のことなのね。
私が生まれた後に亡くなったフィリップ・アリエス、ありがとう!でしょうか??
ますますフランスに行きたくなった、とりこでした。