とりこです。
発達科学の先人たち、ハリー・ハーロウについてざっくりメモ。
ハリー・ハーロウって?
アメリカの心理学者でいいのかな。
絵を描いたり、詩を書いたりする芸術家肌の少年だったらしいぞ。大人になってから出した本には詩がふんだんに盛り込まれているとか。
地元が好きじゃなかったらしく、兄を追って高校卒業後、スタンフォード大学入学しちゃった。でもやっぱりここも居心地今一つだったとか。
大学院に進み、ラットの論文で博士号取得。ウィスコンシン大学赴任。
で、
クララと結婚(個人的にここポイント)。
ウィスコンシン大学にはラットの研究なかった(ちょうど無くなった所だったのかな)。
で、ぷらぷらして動物園に行って、サルと運命の出会い。オラウータンだったのかな?
すっかりのめり込み、大学に頼み込んでサル用の実験室(学校近くの廃墟?)ゲット→自らの手で研究室作っちゃった。
40年サル研究没頭。
その間にクララと離婚、双方再婚。
ふたりとも相方を亡くし、晩年にクララと復縁(個人的に感動したところ)。
猿の研究も凄いのですが、ハーロウの復縁に衝撃を受けた。クララさん優秀だったとも言われていたらしいので、研究続けるハーロウと似ている価値観を持っていたのかなって。
それはさておき。
愛のなりたち
テーマは「愛」。母性愛から始まり、子どもの愛情、仲間の愛情、異性愛、父性愛の5つ。
ポイントは常に各系が重なりあっているところ。
私自身拗らせているので、拗らせちゃった女性は一度勉強したほうがいいんじゃないかと思った次第。
恋愛が上手く行かない人ってスタート部分に問題ある人少なくないのでは?(その一人が私だった)
猿の実験は激しいものだった
印刷教材にも書いてありますが、動物愛護団体から講義されるぐらいの内容で聴いてて痛い。
でもこの実験のおかげで世界が変わった部分も少なからずあると思うので、興味ある人は読んでください!でしょうか。
印刷教材にはだいぶソフトに説明書かれているようにも思えましたがいかがでしょう。
サルバカではなかったハーロウ
失礼な書き方になりましたが、ハーロウの関心は人間の行動だったわけですね。猿を愛するあまり…ってことでないでいいよね?
実験結果の数々を見ると、拗らせちゃった大人たちが頭をよぎるのですが、なぜでしょう。
私も十分に拗らせているからか、この年になって心理学を勉強しようと思ったわけです。
接触の慰撫?
慰撫(なぐさめいたわること)。初めて聞いた言葉じゃないか!?
それはさておき。
子どもの頃を思い出して悶々とする回。タオルケット話とか、子育てしちゃった人も、これから子育てする人も、幼少期にトラウマある人も、ハーロウに興味示すか示さないか人によって分かれるのかな。
個人的に『先人たち』の中で一番印象受けた人(次は清水さん)。
学んだことまとめてみた『発達科学の先人たち(’16)』【放送大学】相手との関係に「?」がついた人へ
人間関係を円滑にするひとつに「相手を知ろうとすること」拗らせる相手には拗らせる人がついてくるぞ。
この「他者に対する愛の感情」ちょっとでも考えると面白い。
自分自身とも向き合う回でした、そんなこんなのとりこでした。