とりこです。
発達科学の先人たち、イギリスの心理学者「バートレット」。
1930年代に活躍した心理学者
バートレットの生まれはイギリス南西部、中流家庭で育ちました。14歳で肋膜炎(ろくまくえん)に罹患(りかん)、自宅療養生活へ。
回復期に入り、周りの助けを借りながら独学で勉強スタート、その後ロンドン大学通信教育学部に入学。
1909年、首席で卒業。すっかり健康になったバートレットは、ケンブリッジ大学へ入学。入学当初は人類学に興味があったとか。その後教授からのすすめや、人との出会いもあって関心は心理学へ移っていったとか。
想起の心理学
想起=思い出すこと。
本の内容は、実験と実験結果の内容について、社会心理学にについてなどの二部構成。
記憶を心理学的に探究する場合、実験参加者に覚えたものを思い出してもらい、何がどのくらい思い出され、何がどのぐらい思い出せなかったのか調べ、記憶がどのように働いているのか推論するということをやったのかな。
再生法・再認法
ざっくりと。
- 再認法 言葉や絵を見せ、再度見た時に前と同じであるかどうか。
- 再生法 言葉や絵を見せた後で、思い出してもらい言ったり書いたりする。
再生法にも2種類あって。
- 反復再生法
- 系列再生法
講義では主に系列再生法について取り上げてましたね。聞きながらめちゃくちゃ変化があったことに驚きと納得。そう言われたらそうだなって。系列再生法は「脱落や合理化、細部変化」が起きると。
ドイツのエビングハウスは「記憶は研究できるぞ」と、無意味つづり頑張ったとかで、でもそれにバートレットは納得できなかったとか?記憶の研究は意味のある言葉でやらないとだめだ!って不満があったのだとか。
図式(スキーマ)
バートレット「思い出すとき、なぜここまで元の記憶を変化させてしまうのか」→スキーマという概念。
友人の脳神経学者のおかげでこの結論にたどり着いたとか?
何かを思い出すとき、図式(スキーマ)に従ってそうだと思ったことを作り上げて「思い出す」。これは個人だけでなく、集団でも同じように存在するのだとか。
文化の違い=スキーマがずれている。
正しいのかどうかは…
学んだことまとめてみた『発達科学の先人たち(’16)』【放送大学】今回もざっくり
ブラインドタッチ習得のため、いつも以上に時間が掛かったこの内容。2週間後にはブラインドタッチ習得できてますように、とりこでした。